「朝日新聞」で代表の我妻が取材を受けました


11/11付の朝日新聞に、絵本作家の五味太郎さんへのインタビューをご掲載いただきました。
11/4分同様、イノベーターとして貴重な機会をいただきとても嬉しく思います。
五味さんと川崎さんとお話した時間を通じて、「違和感を見過ごさずに生きていこう」という気持ちが高まりました。
子どもの頃、
・なぜ戦争に行きたくないと言うことが罪になるのか?誰も死にたくないはずなのに
・なぜお正月に座ってお酒を飲める人と、ずっと忙しくする人が分かれているのか?
・なぜ毎日学校に決まった時間に行かないといけないのか?
などなど。
純粋に疑問を持ったことがたくさんありました。
けれど、わたしは世の中で決まっていることは、もう決まっていることなんだと思っていたし
そこに対して自分に選ぶ権利があるとも思わなかったし
その通りに生きれないのなら、わたしが悪いんだと思っていました。
けれど IMPRO KIDS TOKYO として活動していて、わたしは、子どもたちが同じような気持ちになったら嫌だな、と思っています。
今、大人になってわたしは、自分は自分の愛すべきところがたくさんあることを知ったし
わたしの人生はわたしが選ぶ権利があることを知っています。
それを知るきっかけとなってくれた演劇に、インプロに感謝していますし
そしてそれに気づけなかった頃から一緒にいてくれた周りの人達がいたからこそ、今があるなぁと思います。
わたしは、子どもの頃から、みんな違うけど一緒に何かやってみよう、という体験をして欲しいし
いやなことには「いやだ」という権利を持っていることを知ってほしいし
みんなの中に素敵なところがたくさんあることを自分で知って欲しいし、それを知っている人がここにいるよということを覚えていて欲しいと思います。
高校や専門学校でも演劇を教えていますが、その年代のみんなが、当時のわたしのように自分を愛せず、自分を責めたり、誰かを責めるしかない状況にいるのをみると、
もっと早く出会いたかったと心から思います。
出会って何かが出来るということではなく、話を聞いたり、あなたのここが好きだよと言ってくれる人がひとりでも多くいることが、どれだけ自分の力になるかを、わたしは周りのみんなから教えてもらってきたのでそう思います。
ここまで頑張ってきたんだねと、たくさん傷つきながら、言えないこともたくさん抱えてきたんだねと。
もっともっと早く出会って、あなたの素敵なところをハグしまくりながらたくさん伝えたかったなと思います。
だからこそ、わたしは子どもの頃から出会えるよう、そして周りの大人たちとも分かち合えるよう、子どもと大人が一緒に学べる場を
IMPRO KIDS TOKYOとして広げていきたいなと思います。
選挙と同じで、なかなか変わらない現実に「なんでだよ!」と思うことも、悲しく寂しく思うこともたくさんありますが
それでも、すこしずつ、素敵な人たちが世の中を変えていっていることも体感しています。
私たちも、自分たちにできることを目一杯やっていきたいです。
命はいつ終わるかわからないなと、病気になってからひしひしと感じているので、今この瞬間にたくさんの人と出会えるよう動いていこう、と思います。
そして、同じ気持ちを持つ世界中の人たちと仲間になっていきたいです。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

IMPRO KIDS TOKYO 共同代表 我妻麻衣